2023/11/05
建売住宅と注文住宅のメリット・デメリット
建売住宅と注文住宅の特徴を比較してみる
「マイホームがほしい!でも、注文住宅と建売住宅、どちらを選べばいいんだろう?」とお悩みの方も多いと思います。
注文住宅は、好きな場所に家を建てることができ、建築会社や間取り・インテリアなどを自由に選べます。
一方、建売住宅(新築分譲住宅)は土地と建物をセットで購入するもので、あらかじめ内容が決まっているので自由度は少ないです。
注文住宅と建売住宅には、それぞれにメリット・デメリットがあります。
あなたにピッタリなのは注文住宅と建売住宅、どちらでしょうか?
この記事を読めば、注文住宅と建売住宅の違いがわかり、どちらが自分に向いているかが見えてくるはずです。
1.注文住宅と建売住宅のメリット・デメリット
注文住宅と建売住宅には、それぞれメリット・デメリットがあります。 特徴を知って、どちらが自分に向いているのか考えていきましょう。
1-1.注文住宅のメリット・デメリット
注文住宅は、好みの建築会社を選び、自分好みの家をオーダーメイドで建ててもらうものです。
(1)家を建てる場所を自由
注文住宅は、土地の購入から自分の好みを反映できます。
住みたいエリアや路線を選び、広さや方角などが気に入る土地を自由に選んで家を建てることができます。
また、相続等ですでに所有している土地があれば、そのままそこに注文住宅を建てられます。
(※諸条件により再建築不可の場合もあるので役所等で確認することをオススメします。)
(2)建築会社が自由
注文住宅なら、自分の好きな建築会社を選べます。
間取りの提案力や、デザインの好み、構造や性能まで考えて選べる信頼感があります。
(3)家のプランが自由
注文住宅の最大のメリットは、オーダーメイドで「世界にひとつだけのマイホーム」を作れること。
自分の好みに合わせて自由に設計ができるので、こだわりをたくさん盛り込んだ家が建てられます。
外壁や屋根などの外観、キッチンや風呂だけでなく、照明の種類などの細かな部分まで、すべてにこだわることが可能です。
(4)建築中の様子を見られる
着工から竣工までの建築現場を実際に見ることができるので、安心なだけでなく、家に愛着がわくのも注文住宅ならではのメリットといえるでしょう。
(5)メリハリをつけて出費を抑えられる
豪華な家が建てたい人も、予算を抑えつつ住みやすい家を手に入れたい人も、どちらも希望をかなえられます。
「注文住宅は高い」というイメージがあるかもしれませんが、建売住宅と同じくらいの金額で建てることも可能です。
注文住宅は、こだわる部分とコストダウンしたい部分にメリハリをつけて、予算を無駄なく使えるのが良いところです。
【注文住宅のデメリット】
注文住宅のデメリットは次の4つです。
(1)こだわりすぎると予算が上がる
注文住宅では、設備やデザインなどにこだわっていくとどんどん値段が上がってしまいます。
グレードの高い魅力的なキッチンを選んだり、便利な設備をたくさん付けたりすると、
結果的に予算を大幅に上回ってしまう可能性もあります。
こだわりたい部分とお金をかけない部分の強弱をつけて予算配分することが大切です。
(2)手間と時間がかかる
注文住宅を建てるときには、建築会社探しや土地探し、間取り選びなどに時間がかかります。
建築会社と一口に言っても、全国展開のハウスメーカーから地元密着型の中小工務店まで様々な種類があるので、
自分に合った建築会社を見つけるのは大変です。
土地を探す際には、ハウスメーカーがサポートしてくれるケースもありますが、
希望に合う土地を見つけるまでには時間がかかることが多いです。
また、間取りを決めたり内装を選んだりするための打ち合わせ回数も建売住宅よりも多くなります。
注文住宅の場合、建築会社探しをスタートしてから家の完成までには1年以上かかるのが一般的です。
注文住宅を建てるなら、できるだけ早く家づくりをスタートすることをおすすめします。
(3)イメージと違う可能性がある
注文住宅の家づくりでは、イメージしていたものと完成した家との間にギャップを感じてしまう可能性があります。
なぜかというと、注文住宅は図面上で間取りを決めて、カタログやサンプルを見ながら設備や内装を決めていくからです。
例えば、図面上では広く感じたが「思っていたよりも狭い」と感じたり、サンプルを見て選んだ壁紙が意外と派手に感じたりすることがあります。
そうならないためには、できるだけ実物のフローリングや外壁を見て選んだり、
家具や動線を図面に書き込んでシュミレーションしてみたり、イメージパース(立体的な絵)などで確認することが大切です。
イメージと現実のギャップを埋める方法としては、ハウスメーカー・工務店が作成した実際の住宅プランを確認することも重要です。
1-2.建売住宅のメリット・デメリット
建売住宅では、土地と建物をセットで購入します。
完成してから売っているものと、完成前から販売開始されるものがあります。
【建売住宅のメリット】
建売住宅のメリットは次の5つです。
(1)入居までが早くて手間がかからない
建売住宅は入居までの期間が短いので、入居希望時期までスケジュールに余裕がないときに向いています。
完成物件なら、内覧から1ヶ月程度で入居できることもあります。
完成前の建売住宅でも、あらかじめ間取りや設備・内装・外観などが建築会社によって決められているので、
スムーズに入居できます。
完成前なら多少のオプション設備を選べるケースもありますが、注文住宅と比べれば選ぶ範囲がかなり少ないので、
打ち合わせの回数は少なく手間もかかりません。
(2)割安なことが多い
建売住宅は、一ヶ所に同じような家をまとめて建てるのが普通です。
そのため、資材を大量発注することで仕入れ価格を抑えることができ、建物価格が割安という特徴があります。
数件の家をまとめて工事するので効率が良いのもコストを抑えやすい理由です。
(3)手続きがわかりやすい
建売住宅は土地と建物をまとめて購入するので、手続きがシンプルでわかりやすいです。
注文住宅の場合には、土地と建物を別々に契約しなければいけないので、
建売住宅の方が手続きがわかりやすいです。
(4)街並みがきれい
建売住宅は、街並みが整いやすいというメリットがあります。
なぜかというと、建売住宅は、もともと大きな農地だったところなどを分割して売り出すことが多いからです。
このような場合、周辺の道路や敷地境界が整備され、統一感のある家が建ち並ぶことになります。
(5)イメージと違うことが少ない
建売住宅は、実際に完成した家を見てから決められるのがメリットの1つです。
自分が購入する区画が未完成の場合にも、同じ分譲地内ですでに完成した建物を見学したり、
ある程度建設が進んだ状態を見られたりします。
そのため、購入後にイメージの違いでガッカリすることは少ないはずです。
【建売住宅のデメリット】
建売住宅のデメリットは次の4つです。
(1)「平均的な家」に満足できない場合がある
建売住宅は建ててから買ってくれる人を探すものなので、あまり高級な素材は使われません。
建売住宅は無難で平均的な家が多い。
※コンセプトとして高級志向の建売住宅ももちろん有ります。
人によっては、外壁や内装などが「安っぽい」と感じる可能性があります。
また、最低限度の広さの土地にコンパクトに建物と庭を配置するケースが多いので、
平均よりも広い家や広い庭がほしい方は満足できないかもしれません。
(2)自由度が低い
建売住宅を販売する事業会社が企画・設計するので、購入者が変更できる範囲がほとんどないのがデメリットです。
ただし、完成前なら床や壁紙の色を数種類の中から選べたり、
追加費用を払えば食器洗浄機などの設備を追加できたりするケースもあります。
逆に、不要な設備がついている場合もありますが、不要な部分を削って他の設備を付けるといった自由度がありません。
(3)似たような家が建ち並ぶので個性がない
建売住宅では、数棟の家をまとめて分譲することがほとんどです。
そのため、同じような外観の家が建ち並び、個性がないと感じるかもしれません。
大規模分譲地では、街並みに統一感を感じる一方で、「慣れるまでは自分の家を間違えそうになった」なんてこともあります。
最近では、外壁や屋根などのデザインに少しずつ変化をつけて販売する会社が多く、無個性感は昔ほどではありませんが、
他の家と似ているのが嫌だと感じる人には向いていないかもしれません。
(4)建築中の様子がみられないので不安
建売住宅では耐震性や断熱性よりも、完成した家の見栄えが重視されがちです。
例えば、日程を調整するため工事を急いだり、コストを抑えるために建築材料の質を落としたりという事が起こる可能性があります。
施工した職人さんなどにお会いする機会もなく、作り手との関係は希薄なので、
正しい工事が行われているかどうか不安を感じるかもしれません。
建売住宅にしようか注文住宅にしようか迷うという方は、一度注文住宅の住宅プランを見てみて、
具現化された自身の要望を確認してもよいでしょう。
まとめ
この記事では、注文住宅と建売住宅それぞれのメリット・デメリットをご紹介しました。
双方のメリット・デメリットをしっかり把握して夢のマイホーム実現に向けて計画を立ててみてはいかがでしょうか。
ネオハウスでは、注文住宅・建売住宅ともに取り扱っているからこそ柔軟なご提案が可能です。
相談ご希望の方は「お家について相談したいんですが…」とお電話ください。
※スマートフォンからは、番号をタップして電話がかけられます。TEL.0800-200-9085